ホワイトデーから贈り物について考える

こんにちは。
株式会社エス・スリーのスタッフです。

今日はホワイトデーですね!
バレンタインにプレゼントを受け取られた方は、お返しの準備は万端ですか?

さて、このバレンタイン-ホワイトデーのやりとりのような習慣は日本ではほかにも見られます。
お祝い-内祝い、香典-香典返しなど日常的に多くの人がやりとりをしています。

このようなやりとりの習慣には、暗黙のルールもあるため現代人から見ると少し煩わしく感じることもあります。
日本人でさえもそうなので、日本に住まわれる外国人の方から見ると意味も分からず混乱してしまうこともあるようです。

若い日本人や、日本文化に十分に慣れていない外国の方が贈り物の習慣を守らないことに対する高齢者の反応を見ていると、
贈り物をやり取りする「手続き」を粛々と行うことが、日本では大人同士の交際とみなされてきたのかと思います。
贈答ごときがしっかり行えない家(つまり、高齢者の方の考えでは無礼な家)との交際は距離感を再考する、という対策がとられます。

上記の考え方は日本的だとみなされがちですが、
この前ニュースを見ていて、意外と国際政治の考え方に似た部分があるのだと気づきました。

日本に外国の首脳が訪問してきた場合、歓待しお土産のようなものも渡していますよね。
例えば、2014年4月23日から25日までのバラク・オバマ大統領(当時)が来日したときは、
安倍晋三元首相の地元 山口県のお酒をプレゼントしています。

日本の首相が外国訪問したときも同様だと思います。
儀式的な歓迎の意を示し、喜ばれそうな品物を贈る。
その「手続き」がうまく行っていれば国交は友好的に維持される。

もしかして、日本の政治家に世襲が多いのはそういう形式的な手続きに慣れているからかも?
実際に贈り物を選ぶのが首相自身なのかは分かりませんが、
やりとりの経験が多いことは有利なのではないでしょうか。

現代では「効率化」が叫ばれ無駄な手続きは減らされつつありますが、
意外と無駄ではないものを削減してしまっているのかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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