こんにちは。
株式会社エス・スリーのスタッフです。
本日は人気Youtubeチャンネル『Tech News Weekly』から、興味深そうなニュースをご紹介します。
・Jack Dorseyが仕掛けるWeb5とは?
元Twitter CEOで現BlockのJack Dorsey氏が提唱したWeb5。Web3がイーサリアムなどに代表されるブロックチェーン技術に基づいているのに対し、Web5はBitcoinと既存のウェブ技術を組み合わせるという構想です。
Dorsey氏はWeb3の方向性に批判的であり、このWeb5は既存のWeb3システムへのある種の「反撃」やマーケティング的な側面も持ち合わせているようです。
オープンソースでの開発を目指し、Bitcoinコミュニティの一部からは支持されています。
Web3より「2つ良い」というジョーク混じりの発言もあり、真剣さとユーモアが入り混じった注目の技術トレンドです。
・Instagramはあなたの「休憩」を気遣う?
Meta社のInstagramは、ユーザーの利用時間を管理するための機能を導入しています。背景には、アプリのソーシャルメディア中毒性や有害コンテンツへの懸念、そしてそれらに関する訴訟や法的圧力があります。
最新のアップデートでは、短い動画形式であるリール動画にも「Take a Break」(休憩を取る)機能が拡張され、クリエイターが休憩を推奨する動画が登場しています。
また、探索ページで特定のトピック(特に外見比較に関するもの)に長く留まっていると、別のトピックを勧める機能もテストされています。
ただし、専門家の間では、これらの機能がすでにソーシャルメディア中毒になっているユーザーにどこまで効果があるかについては意見が分かれています。
・あなたのデータは本当に守られる?新しい法案の動き
私たちのプライバシー、特に位置情報データや健康データの扱いは大きな問題です。
『Tech News Weekly』では、エリザベス・ウォーレン上院議員が提出した「Health and Location Data Protection Act」が紹介されました。
この法案は、天気アプリなどが収集した位置情報データや健康データを、データブローカーに「販売」することを規制することを目的としています。
近年、Roe v. Wadeの覆 overturnに関連して、アボーションクリニックへの訪問者の位置情報データが追跡・利用された事例などが問題視されており、法規制の必要性が高まっています。
カリフォルニア州などではすでにデータの「販売」に関する規制がありますが、この法案が成立すれば、全米で個人のデータプライバシー保護が強化される可能性があります。
今回の『Tech News Weekly』で紹介された話題は、どれもテクノロジーが私たちの生活に深く関わる中で、その進化と責任について考えさせられるものばかりでした。
新しい技術が登場する一方で、それがどう使われ、私たちのプライバシーや心身にどう影響するのか。これはまるで、高性能な車を手に入れたら、安全運転の方法や交通ルールも学ばなければならないのと同じです。
Web5のような新たな概念が生まれ、Instagramが利用時間の「休息」を提案し、位置情報データの「販売」に規制をかけようとする動きは、技術がただ進むだけでなく、より人間中心の倫理観を取り戻そうとする大きな流れと言えるかもしれません。
次にあなたがスマートフォンを手に取るとき、そこで流れる情報や、あなた自身のデータプライバシーについて、少しだけ意識を向けてみませんか?
未来の技術と私たちの関わり方は、一人ひとりの意識によっても変わっていくはずです。